大学で情報工学を学び、就職を考えた際には、組み込みソフトウェアやアプリケーションなど、自分が作ったものがどのように使われているかが明確なソフトウェア開発に携わりたいと思っていました。その折、父から「ハードウェアを理解しているソフトウェア開発者は少ない」と言われました。父も情報工学を専攻していたので、よく相談に乗ってもらっており、その話に興味を引かれ、ソフトウェアとハードウェアの両方を理解できる技術者になりたいと思うようになりました。
会社と社会に貢献したいという思いから、自社開発を行っている企業を中心に就職活動を進め、最初は大手メーカーを回っていました。そんな中でMywayプラスと出会い、ハードウェアとソフトウェアの両方を学びながら仕事ができる環境が整っていることを知りました。最終面接で社長から「ぜひわが社へ」と言われたことが、とても嬉しく、入社の決め手となりました。
現在、私は「pCUBE」や「×50シリーズ」といった試験用電源の充放電を制御するアプリケーション開発に携わっています。入社直後は、業務の手順書や仕様書の作成を担当していました。その後、試験や出荷検査（ソフトウェア関連）の立ち会い、アプリケーション操作のレクチャーなど、幅広い業務に取り組んでいます。最近では、ソフトウェアの機能追加も任されるようになりました。現在は、pCUBEと直列・並列を切り替える機器との接続において、問題なく切り替えができるようにするためのソフト開発を進めており、切り替え機器側の最終試験を行っています。
私は学生時代に電気やパワーエレクトロニクスを学んでおらず、ソフトウェア開発の知識もまだ十分ではありません。そのため、入社後はすべてが勉強の日々です。先輩からソースコードの管理や、より良いデバッグ方法について、丁寧に指導してもらっています。また、社内の勉強会が活発で、会社が費用を負担してくれる外部セミナーにも積極的に参加しています。
私は、1つの業務に集中するよりも、多くの業務に携わることに面白さとやりがいを感じています。実際の業務では、ソースコードを書くことにとどまらず、仕様書や設計書の作成、ソフトウェアの開発、評価試験・出荷検査、操作レクチャーと、幅広い分野を担当しています。覚えることが多く、大変な面もありますが、それがやりがいにつながっています。
また、自分が関わった製品やソフトウェアを通じて、世界有数の自動車メーカーなどが試験を行っていることに、大きな充実感を感じています。これまでは、別々のプロジェクトで仕様書の作成や出荷検査を行っていましたが、現在は1つのプロジェクトにおいて、仕様書の作成からソフトウェア開発までを担当しており、今後は評価、検査、レクチャーといった一連の業務を通して携わる予定です。
今後も、1つのプロジェクトを全て任されるようになりたいと考えており、早くそのような役割を担えるようになりたいと思っています。
私のキャリアビジョンは、就職時に抱いた「ハードウェアとソフトウェアの両方に精通し、プロジェクト全体に関わるエンジニアになる」という目標を実現することです。まずはアプリケーション開発能力を身につけ、ハードウェアや電気に関する知識も深めていきたいと考えています。多くのプロジェクトに参加し、自分の能力や知識を磨きながら、お客様の要求に応え、ソフトウェアの提案ができるようになりたいです。将来的には、プロジェクトを円滑に進行させる存在となることを目指しています。そのために、今は知識面でも気持ちの面でも、基盤をしっかりと固める時期だと考えています。
Mywayプラスにはメンター制度があり、ハードウェアを担当している先輩が私のメンターとして、仕事での悩みや様々な相談に乗ってくれます。月に2回の面談があり、面談後には一緒に食事に行ったりもします。また、懇談会などでの飲み会もあり、部署内外の人とのコミュニケーションが活発に行われています。さまざまな部署の方々と話すことで、知識の幅が広がっていると感じています。
