大学時代、私は経済学を学んでおり、理系とは無縁の生活を送っていました。しかし、就職活動を進める中で、社会に貢献できる仕事に就きたいという思いが強まり、企業を探していました。そんな中、縁あって電車のパンタグラフを製造している会社に就職し、製造業の面白さや、多くの人々が利用する電車の部品を製造することで社会に貢献しているという喜びとやりがいを感じました。
その後、その会社を退職しましたが、ものづくりの楽しさに目覚め、製造業に携わりたいという思いから転職活動を進める中で、Mywayプラスと出会いました。面接を通じて、人間味あふれる社員や働きやすい職場の雰囲気を感じ、また、やる気があれば若手にも積極的に仕事を任せるという点に魅力を感じました。さらに、社員同士の勉強会や社内研修が頻繁に行われるという学びの風土も心強く、ここで自分の力を発揮し、貢献していきたいと思い、入社を決意しました。
私が所属している生産事業部製造チームは、電源装置の組み立て全般を担当しています。具体的には、トルクレンチやトルクドライバーを使用して板金や部品の取り付けを行い、ケーブルを加工してハーネスを作成し、ハーネスの配線作業などを行っています。組み立て作業では、部品配置図や3D図面を読み込みながら進め、配線作業では回路図を基にハーネスを基板などに接続しています。
私は主に「ｐCUBE」「×50シリーズ」の組み立てを担当しており、標準タイプや省スペースタイプなど、複数のバリエーションがあります。そのため、それぞれの回路図を覚える必要があり、組み立て方も1つに限られません。また、細かい部品を扱うため、非常に神経を使います。
入社当初は専門用語も理解していませんでしたが、研修や勉強会を通じて学び、数カ月後には図面を読み取り、組み立て作業をスムーズに行えるようになりました。勉強会の後には、時々みんなで食事に出かけることがあり、それが楽しみの1つのでもあります。仕事以外の話題でも盛り上がり、良いリフレッシュになっています。
製造業の面白さとやりがいは、何といっても自分の手で製品を作り上げていく達成感にあります。設計図面と部品から始まったものが、少しずつ形を成していくプロセスを目にするたびに、喜びとやりがいを強く感じます。また、自分が作った製品が電機メーカーや自動車メーカーをはじめ、多くの人々に使われることで、社会に貢献している実感が得られるのも魅力です。
現在、私は「pCUBE」や「×50シリーズ」の組み立てに加えて、他の電源装置の組み立ても担当できるようになることを目指しています。さまざまな型式の電源装置を製造できるようになるためには、まだ多くのことを覚える必要がありますし、苦手な作業にも積極的に取り組んで克服していかなければならないと考えています。
今は仕事を覚えることに集中していますが、もう少し余裕ができたら、電気の知識を深めるために電気系の資格取得も視野に入れています。
私が挑戦したいテーマは、新入社員の教育に力を入れることです。今年の1月から新入社員の組み立て教育担当を任されましたが、自分自身もまだ未熟な部分があると感じています。しかし、Mywayプラスには製造経験がない初心者の方も多く在籍しています。未経験からスタートした私の経験を活かして、新しい作業者を育成し、より会社に貢献したいと考えています。そのために、現在不足しているマニュアルや資料の整備にも取り組み、改善していきたいと思っています。
キャリアビジョンとしては、まずは社員の等級を上げることを目指しています。等級は給与やボーナスにも影響するため、知識と経験を積み重ね、1日も早く等級を上げたいです。また、作業効率を改善し、生産性を向上させることも目標の一つです。現場を知らない設計者による組み立てづらい設計や不要と思われる作業がある場合、それらを上司に提案し、効率的な組み立てができるよう改善を図っています。
